ミッキーハウスⅠ
壁一面の収納とスライドドアから生活シーンを豊かにする

Concept
すべての機能を壁に集約。シーンに合わせて変化する空間
生活のための機能を壁に集約させ、壁の扉が移動することで、使う人の生活に応じて空間が変化。
壁の中には、デスク・クローゼット・キッチンなど様々な機能を設置し、スライドするドアによってシーンをつくりだす。
例えば、友人が来た時はキッチンまわりを隠したり、2色の壁を使い、部屋の雰囲気を変えることができる。
外観デザイン
北面には5枚の防風・防雪壁を必要な部分だけに配置し、暗くなりがちな廊下の明るさを確保している。
また、その壁を木調にすることで、モダンで明るいイメージを持たせている。
収納をインテリアとして機能させた空間と言える。
Re:Design
棚の収納をゾーンで分割 *扉を外した状態

棚の扉が可動(隠したいところは隠し、見せたい部分を見せる)

Spec
基本情報
□バス・トイレ:セパレート □エアコンあり
□家電付(冷蔵庫・洗濯機・オーブンレンジ) □IHコンロ
□脱衣所あり □電気給湯器 □下駄箱あり
大学からの距離
□徒歩4分 □自転車1分
家賃・経費
□家賃 47,000円(13室) 48,000円(1室)
□管理費 3,000円
□インターネット イーグルネット使用可 □築年 2015年
□敷金 50,000円 □礼金 50,000円
備考
水道代は管理費に含む
様々なプランが提案
当初、学生さんからは、9つものプランが提示されました。
どのプランも、ちゃんと模型が作ってあり、具体的でわかりやすいプレゼンテーションを受けました。
プランの中には、立地を活かし高橋川沿いにコミュニティスペースを設けるプランやオーディオシアター、
掘り炬燵のあるプラン、廊下も居住スペースの一部にするなど奇抜なアイデアがありました。
独自にアンケートを実施
自分の子供よりも若い世代の学生さんが住むので、大家として「アパートにどんな機能を望むのか」といったアンケートをもう一つのアパート、MICKEY HOUSEⅡの学生さんにお願いをしました。
“やっぱりお風呂付きが良い”“勉強用の机は必要ない”“玄関を開けても部屋の中が見えないつくり”といった意見をもらいました。
その意見もRDAの学生スタッフと共有し、新築のMICKEY HOUSEⅠに反映させています。
街の活性化と想い出づくり
RDAプロジェクトは学生さんからの様々なアイデアがもらえるプロジェクトです。
いろんな表情のアパートが生まれることは街の活性化につながると思います。
もちろん、プランニングから設計、施工まで学生さんと一緒につくる訳ですから、学生さんと仲良くなると同時に大家としても良い想い出になります。
学生さんはいつか、ここ野々市から離れていきますが、年を重ね再び野々市を訪れた時に“自分が学生時代に携わったアパート”が作品として残っていることは学生さんにとっても記念、想い出になると考えています。
大家:松田さん
