ちょこちょこと在校生がアパート探しに来られます。
下見もしてここに決めますという話で精算書を出すと
「…え、結構かかるんですね」
と言われる方も・・
いえいえ、うちって結構破格なんだけどなぁと思いつつ
(安いって意味ですよ。破格の高値のぼったくり不動産という意味ではありませぬ)
皆さん入居時にどんな費用が掛かるかあまりご存じないようなので
指定アパート・寮の場合の一例を・・
初月の家賃・管理費
これは住むからには普通にかかります。
もちろん月の途中で入居の場合は日割り計算です。
ちなみに管理費(共益費)というのはアパートなどの共有部分を維持・管理する費用のこと。
共有部分には、階段・エレベータ、廊下、ごみ置き場など様々な場所が当てはまります。
入居者が快適に生活するために必要な設備の維持管理費です。
指定アパートの場合は管理費の中に水道代が込みのところも多いです。
月々平均すると2,000円程度が学生さんの場合水道料としてかかるので水道代込のアパートはかなりお得!
礼金
弊社の場合、新築物件などで一部必要なところがあります。
最近の傾向としては礼金0のところがほとんどです。
これは昔からの慣習で部屋を貸してくれた大家さんに対して、お礼の気持ちを込めてお渡しするお金です。
ですから一度っきりとはいえ返ってこないお金になります。
敷金
部屋を借りるのと引き換えに担保として預ける保証金のようなお金。家賃の滞納や原状回復に必要な費用に充てられますが、それ以外のお金は退去時に戻ってきます。
工大指定アパートの場合は敷金は退去時のクリーニング費用に充てられ、残金は返金されます。
入居時にクリーニング費用という名目の預り金は発生しません。
とはいえ、あまりにひどい部屋の使用をされての退去は敷金以上の原状回復費用が発生します。ご注意ください。万年床でフローリングが湿気で人型にかびていたら修繕はご自身の負担となりますよ・・(ほんとにあった話)
仲介手数料
名前の通り不動産を仲介した手数料
賃貸物件の仲介手数料は、不動産会社が勝手に決めて良いというものではなく、宅地建物取引業法によって上限が家賃1ヶ月分+消費税と決められています。依頼者(貸主及び借主)が承諾した場合を除いて、1ヶ月分の賃料の2分の1までとするとなっているんです。
というわけで指定アパートは家賃の0.5カ月分+消費税をいただいています。
たまに大学の指定なのに仲介料いるの!!?というお叱りを受けることもあるのですが
すみません、一応不動産会社なのでお許しください!
以上が一番初めにかかる費用です。見積書を出さずともホームページの数字をみればおのずとかかる費用が計算できます。なんて明朗会計でしょう。
上記とは別となりますが火災保険には必ず入ってください。
ご自身で探していただいてももちろん大丈夫ですが、あてがなければ大学が推奨している学研災付帯学生生活総合保険がおすすめです。加入していればアパートトラブルだけでなく通院費用なども出るのですごくお得。
多分一般不動産でおすすめされる金額と同等くらいで他の補償がついていますよ。
ちなみにこれに入っていれば大学指定アパート以外のところに引っ越したとしても新たに火災保険に加入する必要は基本的にありません。(意外と皆さん2重で入っていたりするので CHECK IT OUT!)
これだけであとは退去するまで家賃以外の費用は掛かりません。町費も会費もいりません。更新料とか事務手数料とか何だかワサワサかかる費用は一切なし!!
(駐車場借りる人は駐車代、ネット使用する人はネット代、ガスと電気は料金別途かかりますよ。念のため)